まだゐた朝日岩波文化人: 地獄の箴言

2008年5月 9日 (金)

まだゐた朝日岩波文化人

腹が立つと書きたくなる男の獨白。

>松原信者は全般的に経済に無関心な人が多い。／そんな中で果敢に「正しい経済」について論じているのが、経済記者である木村貴である。

御指名有難う御座います。松原信者經濟擔當の木村です。但し無免許運轉。

>木村の経済観というものは、M.フリードマン流の市場原理主義・リバタリアニズムを主軸としたものである。

細かい話ですが、私はフリードマン信者ではありません。ミーゼス信者です。リバタリアニズムにお詳しい喜六郎さんは當然御存知でせうが、リバタリアニズムには大きく二つの流れがあつて、一つはミルトン・フリードマン、ジョージ・スティグラー、ゲイリー・ベッカーらに代表されるシカゴ學派、もう一つはメンガー、ベーム＝バヴェルク、ミーゼス、ハイエク、ロスバードらを中心とするオーストリア學派です。このうち、金融政策を含め一切の政府介入を排する徹底した「市場原理主義」を唱へるのが私の好きなオーストリア學派です。テストに出るかもしれないのでよく覺えておくやうに。

>かつて小泉純一郎・竹中平蔵コンビが積極的に推し進めた構造改革も、市場原理主義・リバタリアニズム的な改革であり、規制緩和による富裕層への優遇・「小さな政府」志向による都市重視と地方軽視政策・郵政事業を始めとする民営化政策などにより、日本景気は一時的に回復の兆しを見せたものの、反面、ワーキング・プアやネットカフェ難民などといった新たな貧困層の出現や、北海道夕張市に代表される地方の衰退、民営化による外資系ハゲタカファンドの跳梁など構造改革（リバタリアニズム改革）の負の面が露わになってきた。

小一時間問詰めたいくらゐの突込みどころがあります。例へば……
●規制緩和がどうして富裕層優遇なのですか。例へばコメの輸入の規制緩和でコメの値段が下がれば、最も恩恵を受けるのはコメばかり食べてゐる貧困層ではありませんか。
●小さな政府がどうして地方輕視なのですか。多くの自治體の首長は皆、小さな中央政府を要望してゐるではありませんか。
●貧困層出現の原因が規制緩和であると云ふ根據を具體的データで示して下さい。あなたの嫌ひな筈の朝日岩波文化人の主張を鵜呑みにしてゐませんか喜六郎さん。いやひよつとしてあなたは匿名の朝日岩波文化人ですか。經濟學的には、例へば、政府と勞働組合が結託して最低賃金と云ふ規制を設定してゐる所爲で、もつと安い賃金でも働きたいと云ふ人々の就業機會を奪ひ、働きたいのに働けず、貧困層の増加につながつてゐると云ふのが定説なのですが。
●地方の衰退の原因が規制緩和であると云ふ根據を（以下同文）
●日本における外資系ハゲタカファンドの「跳梁」がなぜ惡いのですか。日本企業の大半は海外で「跳梁」して利益を稼いでゐるのですが、それは怪しからぬ事なのでせうか。

>そのような状況の中で、「愚かな民衆が嫌うリバタリアニズムこそが正義である！」と反民衆主義を唱える木村の経済観が如何なるものかを検証していきたい。

ははあ、すると喜六郎さんは「愚かな民衆」、つまり愚民の身方な譯ですね。西部邁大先生が聞いたらさぞ歎く事でせう。笑ひ。

2008年5月 9日 (金) 論　爭 | 固定リンク
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喜六郎はアンチ松原(信者)批判という目的のために西部邁をダシに使ってるだけですがね・・・。

西部が｢保守派｣の称号を得る目的のために福田恒存を出しにするように・・・。

あ！西部は自己正当化のためにチェスタトンからニーチェから諸々をダシに使ってましたね。保守とは近代主義批判というならば永井荷風などはどう評価してるんですかね？西部君は。

中川八洋も恣意的引用・解釈が多くて嫌いです。ドストエフスキーを｢保守｣に分類することって無意味に思いますが。

投稿: 森英樹(本物) | 2008年5月 9日 (金) 16時53分

喜六郎批判の方法ですが、「こちら側」を批判してゐる喜六郎に反論する、と云ふやり方は、最う止めにすべきではないかと。
今のまゝだと結局、喜六郎のめざす「松原信者批判」(森さん、「アンチ松原(信者)批判」では話が反對に)を推進する事になります。現状、「松原信者の主張」がテーマになつてゐますが、これでは喜六郎が攻撃する側で、こちらは守る側になつてしまひます。
これでは、喜六郎の思ふ壺です。

逆に、喜六郎自身が如何なる思想を抱き、どのやうな理想を實現する爲に他人を批判してゐるのか、と云ふ事を問題にすべきです。喜六郎自身が批判のターゲットにならない限り、喜六郎は攻撃する側に留まり續けます。さうなると、こちらはひたすら受けにまはらざるを得ない訣で、それではじり貧になつてしまひます。
現時點まで、喜六郎はただひたすら人の揚げ足をとつてゐるだけで、自分自身は何一つ積極的に主張してゐません。喜六郎は何も守る必要がありません。それは卑怯ですが、しかし、だからこそ喜六郎は氣樂にこちらを攻撃してゐられる訣です。
餘りに彼我の立場は不公平です。彼にもリスクを背負つて貰はないと可かんでせう。

投稿: の | 2008年5月 9日 (金) 20時53分

もちろん、自分が不利になるのに、喜六郎が喜んで話に乘つて來る訣はありません、が、それならそれで喜六郎が逃げた事を糺彈して行く事が出來ます。彼の卑怯極まる粘着行爲をそれ自體としてテーマにする事もまた、一つの批判の仕方としてあり得ると思ひます。

即ち、喜六郎と云ふ粘着の人間性それ自體を問題として行く、と云ふ事です。

投稿: の | 2008年5月 9日 (金) 20時58分

粘着の喜六郎が、ブログだのアーカイブだのを作つてゐる動機を自白。

http://pink.ap.teacup.com/kirokuro/64.html
>人間には、個人であれ集団であれ、必ずエゴイズムというものを持っている。

喜六郎はエゴイズムの塊のやうな人間だからな。

投稿: の | 2008年5月10日 (土) 03時44分

ちなみに喜六郎のこの文章、文法的に「人間には」は誤だ。ここは「人間は」と書くのが正しい。

喜六郎は屡々てにをはのをかしな文章を書いて平然としてゐるが、日本語の文章も正しく綴れないのに威張つてゐるのは何う云ふ積りなのだらう。
喜六郎は添削嫌ひだが、添削されるやうな文章を書いておいて、「安直」だの「学ぶ所はない」だのと添削を罵る。信者の所爲にして自分の愚かさをごまかしてゐるのだ。
粘着は常に「惡いのは信者だ」と主張する自己中心的なエゴイストだ。

投稿: の | 2008年5月10日 (土) 03時46分

あと、これは森氏が言ふべき事だらうけれども。

>森英樹センセは、喜六郎は西部邁をダシにしているだけとか宣ってるけど、チェスタトンや小林秀雄をダシにして自分を大きく見せようとする森英樹センセには言われたくないね。

どうして粘着は何時も「悪いのは信者」と責任轉嫁するんだらうね。エゴイストだと自覺があるなら、喜六郎は自分のエゴを抑へる努力をしたら何うなのだらうか。

投稿: の | 2008年5月10日 (土) 03時49分

あ！本当だ！｢アンチ松原(信者)批判｣になってた(苦笑)。勿論、｢松原信者批判｣です。

なお権威付けのため(と言うより他人の誤った引用解釈を是正するためだが)にチェスタトンや小林秀雄を引用することは多々ありますが、私の引用解釈は的確なので。

キロクロウには是非ともチェスタトンや小林秀雄やエリオットやバークなども引用して欲しいものです。彼が、どういう引用をするのか非常に楽しみです。

その前に、私が天才バカ板掲示板に書き込んだ(キロクロウは意図的に無視したというよりも、意味が分からず無視しただけだが)フォースターの画家と役人の会話から何を感じたかを述べてもらいたいな。まあ政治と芸術の二項対立と勘違いすると思いますが(それくらい彼は読解力が無い)。

註：エリオットやバークの引用の正否は野崎氏か木村氏にお任せします(よく知りませんので)。

投稿: 森英樹(本物) | 2008年5月10日 (土) 06時34分

木村氏の掲示板に書き込んでいるし、野崎氏にも申し訳ないので、本来は黙殺して然るべきですが敢えて馬鹿の喜六郎に答えて。

>仮に保守派は国家と芸術のどちらかを選べと言>われたら何と答えるのだろうか？

上記は私の書き込んだ文章。保守派が｢国家｣と｢芸術｣を二項対立の図式でしか考えれないことを皮肉った文書であることは馬鹿でも分かる・・・。馬鹿より馬鹿の大馬鹿には通じなかったか。
この後に｢常に教育的というわけではないし、国家の利益というわけでもないし、社会のためではないし云々｣という芸術省役人ハンブル氏を皮肉ったフォースターの文章を載せたわけである。

なお喜六郎は更に反論したかったら最低でもフォースターの引用を読んでからにしてくれ。いやいや読んで理解出来てからにしてくれたまえ。私も飲みに行ったり、遊びに行ったりで忙しいのでね。

あと天才バカ板の書き込みが気に食わないならば、直接その旨を天才バカ板に書き込むとかしてくれたまえ。基本的には｢神の見えざる手｣が働いていないレッセ・フェール掲示板なのでね。但し、あそこの掲示板が｢つくる会｣とか｢労働問題｣とかで自由か否かは知りません。それは管理人の蘭氏(超最小政府)に聞いてくれたまえよ。

あと｢人間不在の経済論｣とかいう駄文を読ませてもらったが、国家のエゴイズムに関しては目を瞑ってるのかね？個人と企業のエゴイズムを調整させる力が国家にある根拠を示してもらいたいのだがね。

難しければ｢国家＝商店街の寄り合い｣、｢企業＝商店、店主｣、｢個人＝従業員、店員｣でもいいがね。

それよりも偉そうなことを書いているが、そもそも｢リバタリアニズム｣とは何かを理解しているのかね？
世間知らずは許すとして、素直に木村氏推薦の『リバタリアニズム読本』でも読んだらどうかね？
と言うことで、私はクラフトビールを飲みに行くので世間知らずの馬鹿にでも分かるように、上記の商店街の寄り合い、商店、店員で説明してくれたまえよ。

投稿: 森英樹(本物) | 2008年5月10日 (土) 17時22分

註：フォースターの文章はそのままじゃないですよ。詳しくは岩波文庫の『フォースター評論集』を参照にしてくれたまえよ。

フォースターはオーウェルに比べると少しだけ文学的ロマンティスト。

あと喜六郎は彼女とか友人とか作れよ。またはmixiをやるとか。会員制だから無理か・・・。

投稿: 森英樹(本物) | 2008年5月10日 (土) 17時32分

喜六郎のやうな粘着は、何であれ「信者」がネタを提供して呉れれば喜ぶから、餌をやつては駄目だよ。
何を言つても粘着だからいざとなつたら「信者が惡い」で逃げるし。暖簾に腕押し。

投稿: の | 2008年5月10日 (土) 18時00分

あとですね、あゝ云ふ喜六郎の行爲、あれはこちらの社會的信用を失墜させるのが目的だと言つても良いですよね。さうなると明かに名譽毀損で刑事告訴の對象となります。
こちらは喜六郎が誰かを知りませんし、何處の誰かを特定する事も出來ませんから何を言つても名譽毀損にはなり得ません。
けれども、實名を擧げてあちらがこちらを罵倒・侮辱すれば、刑法に觸れます。ただの批評なら合法ですが、あれはちよつと非道いですからねえ。

投稿: の | 2008年5月10日 (土) 18時27分

喜六郎が言ふ通りで、人間は誰でもエゴイズムを持つてゐる。
それを全部認めてしまへば當然社會と云ふものは成立たなくなる。そこで必要なのが、警察による治安維持。警察の活動により、エゴの或部分は認め、或部分は抑制することによつて社會が成り立つ。
社會は警察の治安維持活動によって秩序を保つてゐるのである。もし警察の活動を撤廢すれば、弱者のエゴは強者のそれによって壓殺されるであらうことは想像に難くない。

喜六郎も、自らの粘着行爲の結果として、刑事告發されても「是」とせざるを得ないし、實際、そろそろさう云ふ段階に移つて良い頃合かも知れない。

投稿: の | 2008年5月10日 (土) 19時25分

喜六郎曰「私の「粘着」がそんなに嫌ならば、ネットで言論活動（笑）することを止めたほうが良い。」

粘着は自分の粘着行爲を「批判」だと言張り、全てを「信者」の所爲にする。だから、何を言つても話にならない。議論にならない。

だから餌を呉れてやる必要はないです。喜六郎の場合、粘着と云ふ事がそれ自體、根本的な問題です。粘着の問題は、粘着の粘着である事實を指摘するのが最重要な事です。

投稿: の | 2008年5月11日 (日) 22時51分

つい腹が立つて書いて仕舞ひました。と云ふか私の文章、面白くないですね。動機はどうあれ面白い文章を書かなければ駄目と反省。

投稿: 木村貴 | 2008年5月14日 (水) 21時43分

投稿: xcarumg | 2009年5月10日 (日) 14時09分

投稿: lkgwuoo | 2009年5月10日 (日) 18時02分

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