軍隊と防衞
喜六郎氏は案の定、ヘタマゴ問題について反論できず、次の話題に轉じたやうである。一つの問題についてじつくり議論する能力がないからと云つて、次から次へと話題を變へないで貰ひたいものだ。
国家・政府の強制が没道徳的で駄目だというのであれば、「脱走兵の自由」を認めるという中途半端な主張ではなく、「軍隊の廃止」を主張するのが筋であろう。/なぜ木村氏はそれを主張しないのか?
なぜ? 以前からそれを書かう書かうとしてゐるのだが、喜六郎氏が「後付け」だの「ヘタマゴ」だので因縁をつけてくるものだから、それに對應せざるを得ず、なかなか前に進まないのである。他人をさんざん引張り囘しておいて「なぜ主張しないのか」もないものだ。
人間は自らを守る爲に武裝し反撃する權利がある。しかしそれを國家に代行して貰ふ理由はない。むしろ掛替へのない自分だからこそ、その防衞を政治家と官僚の牛耳る國家などに任せず、個人の意思と權利を直接反映し得る道を探るべきなのだ。公的年金の慘状は良き反面教師である。私は立派な自衞官や元自衞官を個人的に存じ上げてゐるが、社會保險廳にも立派な人はきつとゐるだらう。にもかかはらず年金問題は起こつたのである。
國軍の廢絶は防衞の廢絶とイコールではない。しかしこの問題はとても短い文章で書ききれるものではない。眠いので寢る。後日期待されたし。
| 固定リンク
この記事へのコメントは終了しました。
コメント
http://pink.ap.teacup.com/kirokuro/55.html
またまたアク禁で大勝利。
投稿: 野嵜健秀 | 2008年3月 1日 (土) 19時13分
あれ本當だ。
投稿: 木村貴 | 2008年3月 1日 (土) 22時15分