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2007年1月15日 (月)

タダより高い物は無し

 朝日新聞中部版社會面「私のマニフェスト」、今日は作家の清水義範氏だつた。見出しは「一點豪華主義で、世界がうらやむ教育・産業縣にする」。人も羨む一點豪華主義とは何だらう。

 それと、一點豪華主義で何か一つタダにする。愛知の住民は水道代がタダ、子どもは給食代がタダ、高校生は教科書がタダ。そんなふうにしたら他縣の人はみんなうらやむはずだ。

 ちよつと待つて欲しい。例へば教科書代がタダと云つても、出版社が教科書をタダで呉れる譯ではないだらう。誰かが代金を拂はねばならない。誰か。清水氏は觸れてゐないが、それは當然愛知縣だらう。要するに税金である。それならタダではない。一見タダのやうでも税金の形で代金を拂はされるのだから、看板に僞り大有りだ。

 清水知事はかう反論するだらう。「いやいや一般縣民から税金は取りませんから」。すると誰から取るのか。選擇肢は少ない。例によつて「大金持ちや大企業から取ります」と云ふ事になるだらう。すると取立てられる税金の額にもよるが、拂ひたくない大金持ちや大企業は愛知縣から逃げ出すだらう。次は自分の番だと氣附いた中金持ちや中企業も逃げ出す用意をするだらう。一方で、愛知のタダ政策を羨む人々が他縣から押し寄せるだらう。なかなか愉快な光景である。私も今のうちに愛知に友人を作つて、ここから引越した後も送料と手間賃だけで色々貰へるやうにしておかう。

 人を助けようとする人には二つのタイプがある。自分の金で助けようとする人と、他人の金で助けようとする人である。

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