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2006年2月 1日 (水)

品格ある言論

 週刊朝日二月十日號「マリコのここまで聞いていいのかな」より。


 藤原(正彦) いまの日本は欧米の考え方に巻き込まれすぎなんです。「論理的に筋が通っていればいい」とか、「合理的に考えろ」とか。確かに能率や効率も大切ですけれど、それだけになったらどうしようもない。いまのアメリカの衰退ぶりを見れば明らかじゃないですか。
(中略)
 藤原 「愛国心」というと、ナショナリズム(国益主義)とパトリオティズム(祖国愛)という二つの意味があるんです。ナショナリズムというのは、自国の利益さえあれば、他国はどうなってもいいという不潔な考えなんですね。
 林(眞理子) 村上ファンドの村上世彰さんとか、ホリエモンとか、ああいうタイプを軽蔑する雰囲気が、確かにまだ残ってるかもしれませんね。
 藤原 非常に素晴らしいことです。「金さえあれば何でもできる」なんてうそぶく人への抵抗感が残っていることは。そこがアメリカと違うところで、こういう美風はとっておいてほしいですね。
(中略)
 藤原 たぶん僕と同じようなことを考えてる人も多いと思うんです。たとえば強い者と弱い者が戦う。公平に戦ったんだから、勝った者が全部取っていいというのが市場経済ですよね。ところが、日本の武士道精神から言えば、強い者と弱い者は戦っちゃいけない。小学6年生と1年生が公平に戦ったら卑怯なんですね。
(中略)
 藤原 最近のエコノミストは間違ってます。市場経済は人間を絶対に幸福にしないです。僕ははっきり言います。そのうちCIAに消されるかもしれないけど……。
  きょう、おひとりでいらしたけど、大丈夫ですか。(笑い)
 藤原 最近は身辺に気をつけて、ホームにいて電車が来ると、パッと2㍍後ろに下がるんです。電話が盗聴される可能性もある。特に乱れに乱れた女性関係が……。(笑い)

 *アメリカには「『金さえあれば何でもできる』なんてうそぶく人への抵抗感が残って」ゐないのでせうか。それならハリウッドの映畫ではなぜ大企業の惡辣な經營者がいつも惡役として登場するのでせうか。
 *市場經濟は人間を幸福にしないかもしれませんが、それなら社會主義經濟は人間を幸福にするのでせうか。そもそも幸福とは經濟だけの力でもたらされるものでせうか。
 *アメリカが衰退したとは何を以て言へるのでせうか。又、わざわざアメリカと比較して日本が「非常に素晴らしい」と云ふのはナショナリズムではないのでせうか。
 *日本の戰國時代に「強い者と弱い者」は戰はなかつたのでせうか。
 *「ホームにいて電車が来ると、パッと2㍍後ろに下がる」なんて他人を驚かせるやうな行動をわざわざとるよりも、最初からホームの後ろで待てば良いやうに思ふのですが。ひよつとすると、CIAの暗殺者を欺く爲の計略なのでせうか。

 わからない事だらけ。

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