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2005年8月24日 (水)

きつ目

 時々行く湘南堂ブックサーカス藤沢店の絶版文庫目録を見てゐたら、『きつ目の磅二十』と云ふ書名があつた。きつ目つて何だ。柴崎コウのやうな女か。これは『十二磅の目つき』だらう。戰前の岩波文庫なので横書きの題名が右から書いてあつたのを左から讀んで仕舞つたと見た。磅はポンドでイギリスの貨幣單位。作者は『ピーター・パン』のバリ。最近、ジョニー・デップ主演でバリを主人公とする映畫「ネバーランド」をやつた。

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コメント

小學生の頃、圖書館の藏書目録に「犬のスーダンラフ」といふのが載つてゐました。勿論、正しくは「フランダースの犬」。終戰直後の頃の事ですが、學校の先生達ですら當時既に日本語を右から讀む文化を喪失してゐた譯で、だとすれば、強ちその書店の店員さんを責める譯にも行かないやうですね。

投稿: 北面窟 | 2005年8月24日 (水) 09時22分

 「スーダンラフ」なら、さう云ふ名前の犬がゐても良ささうですね。店員さんを責める積もりは毛頭ありません。ただちよつと可笑しかつたもので。古い文庫本を澤山置き、詳しい目録まで作つて呉れて有り難いと思つてをります。

 私自身、古い本で題名や頁上部の章題が右から左に書かれてゐると讀みにくくて敵ひません。漢字や假名遣ひは戰前の姿に戻すべきだと考へますが、横書きの文書を右から左に書くべきだと云ふ論には贊成しかねます。そもそも題名だけでなく、本文も全て右から左に書いた横書きの書物なんてあつたのでせうか。横書きそのものが國語の習慣に無かつたのだから、横書きをどちらから書くかと云ふ確たる決まりも無かつたやうに思はれます。戰前も歐文や數式の交じつた書物は左から右に書いてゐたやうですし。

投稿: 木村貴 | 2005年8月25日 (木) 03時12分

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