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2005年6月12日 (日)

「正」字の擁護

 當ウェブサイトの副題「正漢字・歴史的假名遣による硬派の言論サイト」を「正漢字・正假名遣による~」に變更。漢字・假名遣とも「正式な書式」に隨ふ旨を明確にする爲。

 「正」と云ふ字を使ふと何故かいきり立つ人が時々ゐるが、正漢字・正假名遣の「正」は、「正義」の正にあらず、「正式」の正である。「正座」の正と云つても良い。誰でも改まつた場では膝を折り曲げ踵を尻の下に入れて座る。その座り方を正座と呼ぶが、「正しい座り方」とは怪しからん、胡座を差別するのか、と怒る人はゐない。だから怒らないやうに。

 漢字の場合、活字の新字も手書きでは傳統的な正式の字體だつたり、活字の手本となつた康煕字典に結構好い加減な字體が多かつたりと云ふ事情があり、假名遣に比べ「正式な書式」が定まりにくい嫌ひはある(正假名遣の決め方にも微妙な部分はあるのだが)。それでも、「正字」と云ふ呼稱を排除するには及ばないと愚考する。例外はあるものの、「正字」は概ね正統的字體を表してゐる。私は「正漢字」と云ふ言葉に、「漢字には正式な字體と云ふものがあり、現行の新字はそこから逸脱してゐる」と云ふ啓蒙的メッセージを込めたいと思ふ。

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