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2005年5月13日 (金)

イデオロギーと眞理

 公的言論の質がお粗末だからと云つて、「惡い」イデオロギーを非難するのは馬鹿げてゐる。問題は左翼のイデオロギーだけでもなければ右翼のイデオロギーだけでもない。全てのイデオロギーなのだ。支配的哲學の命ずるところを理性的に分析しなくなつた人間は必ず道を誤る。ある理念が善いか惡いか、有害か有益か、眞理か虚僞か、そんな事はイデオローグにとつてはどうでも良い。重要なのは、「主義」に役立つかどうかなのだ。(ダニエル・フリン『知的な馬鹿者達』、2004年)http://www.townhall.com/bookclub/flynn1.html
 ダニエル・フリンは政治的には右派の言論人である。だが上掲書において、左派のノーム・チョムスキーやハワード・ジンだけでなく、右派のアイン・ランドやレオ・シュトラウスも假借無く斬つてゐる。信頼出來る言論人だと思ふ。

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