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2005年4月13日 (水)

日本のメッセージ

 思へば世界を取り仕切るやうになつてからのアメリカは、良くも惡くも「自由」「機會均等」「民主主義」「アメリカン・ドリーム」といつたメッセージをもつてゐた。しかし、「パックス・ニッポニカ」(エズラ・ヴォーゲル)が話題に上るに反比例して、わが國では、ビジネスで成功するためのハウ・ツー以外に、日本はどんなメッセージを世界へ發信できるだらうかとの困惑が深まつてゐる。(林敏彦『大恐慌のアメリカ』、岩波新書、昭和六十三年)

 今や「パックス・ニッポニカ」などと持ち上げて呉れる人もゐなくなつて仕舞つたが、「世界へ發信できる」メッセージは相變はらず見當たらない。もし安保理常任理事國になつても同じだらう。「平和」だの「共生」だのと綺麗事を竝べるくらゐなら、何も云はない方が増しだが。

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