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2004年11月11日 (木)

プライドだけは一人前

 遲ればせながらブッシュ米大統領再選に關聨して。

 「アメリカのケツの穴を舐める」のは國辱物だと憤る平和主義者が多いのは不思議な事である。人間が他人の「ケツの穴を舐める」事を屈辱と感じ、それを強いる相手に抵抗しようとするからこそ、戰爭が起こるのである。平和主義を貫かうとするなら、嫌でも他人のケツの穴を舐める度量を養ふべきである。

 「アメリカのケツの穴を舐める」のは國辱物だと憤る國家主義者が多いのは不思議でない。しかし弱者たる日本はアメリカの「ケツの穴を舐め」なければ生きて行けない。國家主義者が日本滅亡に道を開くやうな主張をするのは矛盾である。

 左翼にも右翼にも、アジアと手を結べだのヨーロッパと組めだの主張する論客がゐるが、噴飯物である。アメリカのケツの穴は臭いが、アジアやヨーロッパのケツの穴は香しいとでも云ひたいのだらうか。アジアやヨーロッパは日本の都合に合はせて日本のケツの穴を喜んで舐めて呉れると信じてゐるのだらうか。

 弱者は常に強者に嫉妬し、強者を憎む。それは人間の性である。日本人もこの例に漏れぬどころか、軍事力がからきし無い癖にプライドや強者への憎惡だけは一人前である。身の程知らずの日本人はいづれアメリカと無謀な戰爭をやらかすかも知れない。戰爭は精神論だけでは勝てないと云ふ事をあれほど學んだにも拘はらず。

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